遺産相続の疑問!親が消費者金融で借金をしていた場合は?

遺産相続をしようという段階になって、親が消費者金融で借金していたことがわかりました。ただ、今頃出てきた借金で、いくらくらいなのかもわからないですし、遺産のほうも、私のような素人では、どれくらいの金額になるのか、よくわかっていないんです。それで、相続したほうが良いのかわからなくて、絶対に損をしない方法があるなら教えていただきたいです。

限定相続なら、こうしたお悩みをすべて解決できます!

遺産相続で、知らない借金が出てくると、困りますよね。最近は、家族にも内緒で借金をしたいという方が多くて、こうした問題は、珍しくないんです。

たいていの人は、相続というのは、相続するか放棄するか、どちらかを選択することになると思うんですね。ただ、実際、相続の方法は他にもあって、今回のように、借金の金額がわからない場合や、借金があることはわかっていても、遺産の総額がわからない場合などには、限定相続という方法を取ったほうが良い場合があるんですよ。

限定相続というのは、「相続はします。ただ、借金を返済して残った範囲で」という、条件付の相続だと思っていただければ、良いでしょう。借金のほうが大きければ、相続を放棄したのと同じことになります。(参考サイトはこちら→http://xn--n8jybxhpaka9nlfvqq39w5lcos3q.com/)受け取れる遺産のほうが大きい場合には、その分を受け取ることができます。ですから、正確な金額が把握できないときには、とても便利な方法なんですよ。

本当は、借金の金額、相続財産の金額が把握できれば、一番良いのですが、蓋を開けてみないとわからないことも多いですから、怪しいときは、限定相続にしておくと、安心です。ただ、1つだけ難点があって、もしお金を払ってでも家を残しておきたい場合などは、この限定相続をしてしまうと、一旦、家を手放す形になってしまいますが。

ただ、お金があるなら、新しい家を建てるなり、自分の住む場所を自分で決めることもできるでしょうから、特に限定相続で大きなダメージを受けることはないでしょう。

意外と知らない方も多いので、お友達とか知り合いで困っている方にも、教えてあげてくださいね。

消費者金融から借入をしていた場合の遺産相続

消費者金融から借入をしていた人が亡くなった場合、遺産相続をするときにはその借金をどうするのかということを考えなければなりません。まず、基本的な事を把握しておかなければならないでしょう。

遺産相続では、資産として扱われる財産のみが相続人に渡されるのではなくて、負債も渡されると言うことについて知っておかなければなりません。親の借金を背負うというのは、この事を意味するのです。親が借金をした場合に、それを背負わなければならなくなることもあります。

もしもキャッシングの借入金額があまり大きくない場合には、そのまま遺産相続をするのも良い方法でしょう。マイホームやその他の不動産などの資産があって、そして消費者金融に数十万円くらいの借り入れがあるという程度であれば、それを引き継いで返済をしていけば良いでしょう。あるいは、マイホームを売却してまとめて返済をするのも良いです。

そうではなくて、資産として価値のあるものは何も亡く、そして借金の金額が数百万円にも上ると言った場合、遺産相続をするメリットはありません。親が残した借金だから背負わなければならないと考える人もいると思いますが、この場合には相続放棄という手続きをとることもできます。

相続放棄とは何かというと、一切の相続をしない手続きを指します。家庭裁判所で手続きを行うことができますし、自分で手続きをするのが難しいと思うのなら、弁護士や司法書士に依頼するのも良い方法だと考えられます。

相続放棄の手続きをとれば、借金を引き継ぐことは必要なくなります。それとともに資産を受け継ぐこともできなくなりますから、相続放棄をするべきかどうかと言うのは、慎重に考えることが必要でしょう。それにもかかわらず期限が決められていますから、その期限内に手続きを行わなければなりません。

遺産相続が開始された時点で消費者金融から借り入れがあることが分かっているのなら、借入金額を調べるなどして現状把握をすることを急がなければなりません。